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2025.06.19

海外ゲームイベント最前線!ゲームという共通言語で国境を越える。クリエイティブ産業の未来を育む ー 台湾Vision Get Wildから見えた可能性

5月15日(金)から17日(土)にかけて、台湾・高雄の高雄展覧館で開催された若手・学生クリエイターが集まるインディーゲームイベント「Vision Get Wild」に参加してきました。

このイベントは、台湾が積極的に推進する若手クリエイター支援の一環として、今年で15年目を迎える歴史ある催しです。アニメーション、デザイン、デジタルクリエイティブ、ゲーム開発など、多様な分野を学ぶ学生や若手クリエイターが集結し、技術系を学ぶ大学が多数出展しています。

今回、弊社代表理事である村上雅彦が本イベントの総合プロデューサーとして参加し、ゲーム作品の審査やピッチイベントの審査員を務めました。また、各種セレモニーでの登壇や公式行事への参加など、多岐にわたる役割を担いました。

私たちは出展者としても参加し、台湾の若手ゲームクリエイターにインスピレーションを提供することを目的に、日本の優れたインディーゲーム作品を紹介しました。

文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)の助成を受けたアートゲームの先駆者たかくらかずきさんの作品、昨年のBitSummitでグランプリを獲得した「cassette boy」や、ゲームクリエイターを発掘するゲームクリエイターファウンディングプロジェクトから「ぎるぐる」など、多種多様なゲームタイトルを展示し、反響を得ることができました。

## 台湾における若手クリエイター育成への積極的支援

台湾では、若手クリエイターへの支援に地域全体で力を入れています。特に印象的だったのは、副大統領自らがセレモニーに登場し、スピーチの中で若手クリエイター育成に大きな予算を用意していることを発表していたことです。これは単なるリップサービスではなく、文化コンテンツ産業を重要な戦略として位置づけ、次世代の育成に本気で取り組んでいる印象です。

台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA/タイカ)が中心となり、産業化と国際化の二本柱で若手クリエイターを支援しています。TAICCAは日本の文化庁にあたり、よりビジネス視点から投資を行い、リターンが望める仕組み作りをサポートしているのが特徴です。特に国際共同制作に力を入れており、日本、韓国、米国などとの協力関係を積極的に構築しています。

会場は熱気に満ち溢れ、若い才能たちが互いに刺激し合う姿が印象的でした。展示されている作品のクオリティの高さはもちろん、プレゼンテーションやコミュニケーション能力も非常に高く、グローバルな視点を持った次世代クリエイターの育成が着実に進んでいることを実感しました。

## Vision Get Wildの特徴と価値

このイベントの特筆すべき点は、以下の3つです。

その1

業界最前線で活躍する審査員によるアワードが設けられていることです。国内外から招かれた審査員が若手クリエイターの作品を評価し、フィードバックを提供することで、グローバル市場で通用するクオリティと視点を育んでいます。

その2

様々な企業が来場し、採用活動の場としても機能していることです。学生たちは自分の作品を通じて企業にアピールする機会を得られるだけでなく、業界の最新動向や求められるスキルセットについても直接学ぶことができます。産学連携の好循環が生まれている点は非常に興味深いものでした。

その3

高校生たちの進学先選びの場としても重要な役割を果たしていることです。将来クリエイティブ産業で活躍したいと考える高校生たちが、各大学の特色や学生の作品レベルを直接見ることができる貴重な機会となっています。早い段階からキャリアパスを意識した教育システムが整っていることも、台湾の強みといえるでしょう。

## 日本と台湾のクリエイター育成支援の比較

日本でも文化庁が2024年3月に若手クリエイター育成のための基金を創設し、海外展開を目指す若手クリエイターの支援を強化する動きがあります。しかし、台湾の取り組みと比較すると、いくつかの違いが見えてきます。

台湾では大規模な予算を確保し、TAICCAを中心に産業化と国際化を強力に推進しています。特に国際共同製作に力を入れ、グローバル市場を見据えた人材育成を行っている点が特徴的です。一方、日本は人口減少による国内市場の縮小を危惧し、海外展開を後押しする形での支援が中心となっています。

また、教育環境にも大きな違いがあります。現地で日本からの留学生と話す機会がありましたが、台湾の私立大学でも日本の約1/4程度の学費で学べるという経済的メリットに加え、言語の幅が広がり、海外環境で学ぶことによる人間的成長が得られるという点で、非常に魅力的な選択肢となっているのではないかと考えています。

台湾では若手クリエイターの育成を重要な戦略として位置づけ、教育から就職、起業までを一貫してサポートする体制が整っています。日本も文化芸術の海外展開を視野に入れた若手クリエイターの支援を強化しています。より包括的かつ戦略的なアプローチを学びにして、さらなる発展を考えていけるのではないかと今回の参加でさまざまな新しい視点を得ることができました。

## 今後の展望と可能性

今回のイベントを通じて、多くの新しい繋がりが生まれました。台湾の若手クリエイターや教育機関、現地法人との交流は、今後の協力関係の可能性を大きく広げるものとなりました。

特に、国際共同制作の分野では、日本と台湾の強みを活かした協力関係の構築が期待できます。TAICCAが推進する国際共同制作の枠組みを活用し、日本のクリエイティブコンテンツと台湾の国際展開力を組み合わせることで、アジア発のグローバルコンテンツを生み出す可能性が広がるでしょう。

また、教育面での交流も重要です。日本の学生が台湾で学ぶ機会を増やすとともに、台湾の教育システムや支援体制の優れた点を日本に取り入れることで、両地域のクリエイティブ産業の発展に寄与できるでしょう。

Vision Get Wildのような場が、単なる展示会やコンテストではなく、次世代のクリエイティブ産業を担う人材の育成と国際的なネットワーク構築の場として機能していることは、非常に意義深いものです。

これからどのような取り組みが生まれるか、そして日本と台湾のクリエイティブ産業がどのように協力し合い発展していくのか、大いに期待が膨らみます。

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VISION GET WILD
https://www.instagram.com/vision_get_wild/

※この原稿はAIを使用して作成されたものです。

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石川 武志

一般社団法人 渋谷あそびば制作委員会 理事 / 超内会長・404 Not Found プロデューサー

石川 武志

デザイン専門学校入学、卒業後、同校で18年の教員経験。その後、ゲーム会社への転職9年目。現在スタジオマネージャー。アートイベントプロデュースや404NotFoundプロデューサーとして東京、大阪2拠点生活中。多様な経験からとりあえずやってみる精神で何事もチャレンジし続けている。

石川武志note


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